尋常性白斑 (vitiligo vulgaris)

俗にしろなまずといわれ、メラニン製造が何らかの原因で止まり、皮膚の色が脱色されて白くなります。痛みやかゆみを感じることはありません。伝染することはなく、遺伝することはないと言われています。

尋常性白斑は以下の3つのタイプがあります。

  • 単発型:小さな一個の白斑ができるタイプです。局所的な刺激が関与していることがあります。比較的治りやすいタイプです。
  • 神経分節型:ある神経の支配範囲に白斑が発生するタイプです。自律神経の異常によることがあるといわれています。最も難治のタイプですが症例として殆どみられません。
  • 汎発型:全身の広範囲に多発して進行してゆくことのあるタイプです。自己免疫の異常によることがあります。難治です。

治療は、進行を抑えるのではなく、脱色部に色素を復活させるものになります。