正中部母斑 (salmon patch)
単純性血管腫に似ていますが、新生児期~乳児初期に生ずる眉間、おでこの真ん中、上まぶたの内側、うなじなどにみられる境界が不鮮明で、色むらのある平坦な赤あざを正中部母斑(別名サーモンパッチ)といいます。
新生児の20~30%ににみられます。
1~2歳までに大部分は自然消退しますので治療の必要はありません。
しかし、うなじに発症するとウンナ母斑と呼ばれ、40%の確率で残存してしまいます。
正中部母斑と診断されたら、生後1年半くらいまで様子を見て、消えないものに対してはレーザー治療を行うといいと思います。