脂腺母斑 (sebaceous nevus)
出生時から見られ、頭部や顔によく発症し、色は蒼白調または黄色調です。
出生時、頭部ではハゲと間違えられますが、 やがて年齢とともに表面が褐色~黄色く盛り上がるようになり、凹凸が生じ、表面の皮膚もざらざらしてきます。
思春期以降では、その母斑の中に種々の皮膚腫瘍が発生してきます。この皮膚腫瘍は、悪性化することがあります。(基底細胞癌や、各種汗器官系腫瘍、脂腺系腫瘍、毛包系腫瘍、有棘細胞癌など)
もし脂腺母斑と診断された場合は、思春期前には、切除手術を受けた方がいいでしょう。